初冬のグランピング@エンゼルフォレスト那須白河

冬のグランピングを楽しむためのTIPS

2017.12.11

ローカルフード

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小雪がチラつく中、連休を利用して初冬のグランピングをしてまいりました。
場所は、福島県天栄村にあるエンゼルフォレスト那須白河

この一帯は羽鳥湖高原と呼ばれ、福島県の南に位置する標高900mにある高原で夏は涼しく、周辺にはゴルフ場、スキー場、別荘地が林立するリゾート地です。この他、神田外語大学を運営する学校法人佐野学園が運営する語学研修施設 のブリティッシュ ヒルズも近くです。

■まずは、場所選び

今回のエンゼルフォレスト那須白河は滞在型のリゾート施設で施設内には小さな湖(人工湖)を囲むように北欧風コテージやドーム型コテージ、キャンプ場、温泉施設、ドッグランなどがあります。
今年秋には、グランピングサイトをオープン。6m×4mの24平米というベルギー製の大型テントで大人4人でもゆったりくつろげる広さ。レストランも併設しているため自ら料理をしなくても、キャンプ道具を持たなくても、自然を存分に楽しめる施設です。
以前は、「レジーナの森」という名称で東京建物株式会社がプロデュース。2008年には自然と共生する上質なリゾートとしてグッドデザイン賞を受賞したほど。(現在は、株式会社エンゼル那須白河が運営。)
東北新幹線新白河駅から車で約30分(送迎あり)、都内から車で約3時間半と比較的アクセスも良く、関東方面からも多くの利用者が訪れています。
ずっとこちらの施設をウォッチしていましたが、宿泊するのは実は今回が初めて。その理由としては、キャンプの楽しみ方によって環境面をどう考えるかにあります。
アウトドアはその名の通り、戸外ですから、天候は私たちには合わせてくれません。暑かろうが寒かろうがそれも大自然の醍醐味。ベテランキャンパーなら真冬のキャンプこそオツなものはないというでしょう。しかし、そこはグランピングとキャンプの違いかもしれません。改めて、グランピングとは何か振り返ってみると・・・。

「グランピングとは、グラマラス/Glamorous(魅力的な)キャンピング/Camping(キャンプ)を組み合わせた造語で、自分でキャンプ道具を持って行ったり、テントを張ったりすることなく、自然環境の中でホテル並みの豪華で快適なサービスが受けられる新しいキャンプスタイルのこと」(Googleから引用)

だそうです。
実は、私は大人のソトメシ倶楽部というアウトドアライフ(ゴハン重視系)の同好会を主宰していまして、冬こそグランピングかなと思っています。

といいますのも、初夏から初秋にかけてはアウトドアのベストシーズン。外で食事をするのにとてもいい時期です。さすがに冬は、食事はおろか火を起こすにも、タープやテントを張るにも寒さのため難儀します。
しかし、冬の自然はこれまた格別です。3シーズンにはない神秘的な白銀の世界や、澄みきった冬の夜空の美しいこと。またキーンと冷えた空気がより一層、火のぬくもりを感じさせてくれます。
こういう時は施設面で整っている場所を使うのがよいのではないでしょうか。外での活動と施設内での活動の割合を初夏や初秋は7:3、初春や晩秋は5:5、冬は1:9くらいが無理なく楽しめる比率かと思います。
そういった面で今回のエンゼルフォレスト那須白河は環境面では整い過ぎているかもしれませんが、だからこそ冬に活用しようと思っていたのです。(もちろん3シーズも楽しめます。)

■グランピングの企画

手配したのはレイクサイドの8人用のコテージ。ツインの寝室が4つにソファとローテーブルが置かれたリビング、浴室が1つ、トイレと洗面台が2つあります。

さらに、小さな冷蔵庫とシンク、庭にはBBQ専用の炉があります。
コテージ前の庭やテラスも広く、暖かい時期なら間違いなくソトメシ!となりますが、さすがにこの季節は断念。

外の気温は、夕方16時の時点で4℃。恐らく夜には0℃近くまで冷え込む可能性が高いです。レイクサイドでのソトメシは非常に魅力的ですが、この寒い時期は無理です。そうした制限を持ちつつ、いかにグラマラス(魅力的)なキャンプにするか、知恵の絞りどころです。
食の満足度が高いと、旅の満足度が高いように、グランピングにおいても食はマスト条件。
ちなみにコテージ内での調理はNGです。(設置された電気ポットでお茶を入れるなどはOK)
そこで、ほとんどの調理を自宅で済ませ、火をあまり使わないコース料理に仕立てることにしました。

前菜に9割の神経を注ぎ、コテージの庭先にある炉で事前に煮込んできた料理を温めたり、サッとお鍋1つで出来る料理のみ。最後はデザートで締めくくります。
こちらの施設内では本格的なコース料理を楽しむことも出来ますが、あえて料理を自ら用意したのには理由があります。
やはり火をおこしながら、出来立ての食事をいただくライブ感はキャンプならでは。そのライブ感を残しながら、時間を気にせず自分たちのペースで楽しめるディナーはサーブする側も十分楽しめました。
さらにゲストには、食事前に施設内の温泉で日ごろの疲れを癒してもらい、湯冷めしないよう暖かい室内で、乾杯。湯上りに冷えたスパークリングワインは一段と美味しい!
余談ですが、冬のグランピングの良い点はドリンク類が冷やし放題。外気が天然のクーラーなので、どんなに大量のドリンクも一気に冷えます。また傷みやすい鮮魚もこの時期なら比較的安心して持ち運びできます。よって、アウトドアには登場しにくい魚料理や冷たい前菜もこの時期なら取扱いが容易です。
今回は県内のみならず東京の友人を招いての会でしたので、地元の食材や旬の食材、そしてこの季節だからこそ美味しい調理法をセレクトしてのメニューとしました。

・前菜7品盛り合わせ

-キノコ3種と芋がら(里芋の茎)のマリネ
-真鯛のカルパッチョ 荏胡麻とナッツのドライドレッシング
-自家菜園の赤カブを器に見立てた 海老のカクテル
-御前人参のパイ
-手作りハムとグリーンチップサラダ
-カッテージチーズとブラムリーズシードリングの自家製ジャムのブルスケッタ
-かぼちゃのムース風
・丸ごと冬キャベツのスープ 昆布出汁仕立て

・黒メバルのアクアパッツア

・牛肉の赤ワイン煮

・山ぶどうの甘酒アイスクリームと高きびチョコレートソースのトルティーヤクレープ風

他、おつまみなど。

ドリンクは、ゲストにもお好みのものを持ち寄っていただきました。ワイン好きが多かったせいか、ワイン7本、ノンアルコールワイン3本、日本酒2本を空けました。そうそう、当日は車で日帰りされる方やあまりアルコールが得意でない方もいらしたので、美味しいノンアルコールワインやノンアルコールビールもご用意。
気の置けない仲間たちとの夜は、こうして更けていきました。

■無理をせず、その時のペースで楽しむ

なんだかんだで、夜更かし組はワイン片手に夜3時過ぎまでおしゃべり。
当然、朝はゆっくりです。
それでも、翌朝みんなで片づけすると、あっという間に終わりました。
チェックアウトは11時。少し時間があるので温泉に入ったり、周辺を散策したり、淹れたてのコーヒーを飲みながらぼんやりしたり・・・。それぞれに、その時を楽しみます。

チェックアウトの後は、羽鳥湖の道の駅へ。
ここ、超穴場なんです。懐かしい竹製のおにぎり箱やお買い物バッグなどが非常に安価で手に入ります。また美味しそうな地元の野菜やお豆腐、酒粕など、コンパクトながらレアなものが売っていたりします。
ランチは近くのお蕎麦屋さんへ。ペンションが建ち並ぶ別荘地をのぼっていくと、ほぼその頂上にあります。その名も「手打ち蕎麦処 ぼちぼち」。

店主は定年後この地に移り住み、趣味で始めた蕎麦打ちを仲間に振る舞まっていたところ、評判になり蕎麦屋を開業。今や人気店で関東や仙台からも来店されるそう。
しかし、ご夫婦で切り盛りするため、たくさんお客様が来てくれることは嬉しいけど、無理しない程度にぼちぼちやろう、ということでこの名前に。営業日も土日祝日のみで、まさにその言葉通り。気負わないご主人の姿と美味しい蕎麦に癒され、初冬のグランピングは大成功に終わりました。
みなさんも、是非、冬のグラピングを企画してみてはいかがでしょうか。

hassy

食とアウトドアをこよなく愛するアクティブ派。おいしい食材を求めて、釣りや山菜採りにも出掛けます。国内外問わず、旅先では市場と産直巡りは欠かしません。好きな言葉は「テロワール」。

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