初秋の味覚とひやおろし。ときどき戻り鰹。〜林智裕の「ウチにおいでよ!」Vol.4

今夜は家呑み!秋におすすめのお酒とおつまみ

2018.09.12

ローカルフード 日本酒

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はろはろー♪

すっかり涼しくなってきたね-。秋ですよ、秋。今年の夏は、ほんっっっと暑かったねー。

え? テンションが高すぎる? 暑さで頭やられてるんじゃないかって?? 失礼しちゃうなぁ、もう。それは暑さに関係なくいつものことでしょ? そんなこと言ってると、お刺身、あげないぞ☆

お。刺身に反応したね? ふふふ。

秋になってきたからね-。この辺りでは今、脂がたーーっぷりのった、「戻り鰹」の時期。美味しいんだよー。あとね、今日は「生ビンチョウマグロ」なんてのも入ってるんだから。楽しみにしてねー。

─────

まずは、今日のお楽しみ。生ビンチョウマグロのお刺身。

ビンチョウマグロ自体は全然珍しくないし、お安めだし、どこでも食べられるお魚。でも、出回っているのは解凍品が多いよね。

今日のビンチョウマグロは、なんと、生。

静岡あたり? だと生もあんまり珍しくないって聞くけど、ボクはあんまり生は見かけたことないよ。静岡出身のおともだちに美味しいよー? って教えて貰っていて気になってたんだけど、今日はたまたま、売ってるの見かけちゃったんだ。

ほら、なんか脂がすごいことになってる。とろっとろ…。

そこに、今日の最初のお酒はこれ。秋ならではの限定ビール♪

はい、じゃあいつものように。ウンチクは置いといて、まずは乾杯で。喉乾いちゃうもんね。

でわでわ。

かんぱ~い♪

今日もお疲れ様でしたー☆

………っっ!!

んーーーーー!

やっぱビール最高――♪

秋のビールもまた、夏とは別に格別に美味しいんだよねー。

……て、あれ。あんまり今までウチでビールって出さなかったっけ。

別に避けてた訳じゃないし、ビールもビールで面白いの沢山あるから、今度ビールをじっくり飲んでみるなんてのも良いかも知れないね。

そういえばビールと言えば、最近おともだちの満ちる(@michiru_mizu)さんが『綴るラジオ』というネットプリントのフリーペーパーでビールの特集書いててね。あ、ネットプリントって、指定のコンビニに行ってコピー機で「予約番号」というのを入力すると、20円で一枚、該当の記事がプリントできるんだけどね。

この『綴るラジオ』、毎回内容は全然違うジャンルなんだけど、手書きの絵柄がいつも可愛いのはもちろん、結構本格的にためになること語ってたりして。

今回のビール特集だと国産のおなじみの銘柄から、クラフトビール、輸入ビール、上面発酵の芳醇なエールビールと下面発酵の爽快なラガービールの違いなんかがきっちり書いてあるんだ。

印刷期限が短いので慌ててプリントしてきたんだけど、ちょっと見てみてー。こういうの読みながらビール飲むと、余計美味しくなるから。(*´▽`*)

ちなみに、今回の「秋味」はこのフリーペーパーでもちょっと紹介されてたけど、贅沢に使ったたっぷりの麦芽ならではのコクが豊かで、味わいに重厚さ。やっぱり、秋ならではの脂がのった濃い味の肴にもピッタリだね。

もう一本の食楽は、国産の焙煎米を使用。ちょっと香ばしい香りが食欲をそそる面白いビール。こちらもやっぱり、秋にはピッタリ。どのメーカーも、頑張ってるなぁ…。

─────

続いては、こっちも一緒に。この季節ならではのお酒。会津ほまれ「純米吟醸ひやおろし」

ラベルが斜めなのは、ボクのせいじゃなくて今回のお酒のデザインだからね?(笑)

さ、まずは一献。ぐぐーー…とどうぞ♪

・・

・・・

どう? お味は。

結構スルスル飲める? 飲み口が優しい? そうでしょうとも。( *´艸`)

「ひやおろし」というのは、江戸時代から続いている製法で、春先に一回だけ火入れしてから夏の間をひんやりとした蔵の中で貯蔵して熟成させて、秋には二度目の火入れをせずになめらかな味わいを生かしたまま出荷させるお酒。現代はどこの蔵も軒並み9月頃に発売される、いわば秋が「旬」と言えるお酒なんだけど、この穏やかな香りと円熟の味わい、でも一回火入れならではの爽やかでスルリ…と飲めてしまう飲み口の良さ。いいでしょー? 「食欲の秋」に飲むのに、本当にピッタリ!

ささ、お猪口が空になってますなー。まだ全然へーきでしょ? もう一杯、ぐぐー…っと。せっかくなのでお刺身も合わせつつ。

というわけで、ボクもお酒と一緒に、ビンチョウさんを一口…。

うっわー……

なんだこれ。。。

とろける。てか、とろけるーーーー。

静岡出身のおともだちから聞いてたけど、生のビンチョウ刺身って、こんなに違かったんだ…。そりゃそうだよね。カツオの刺身だって、生と解凍ものではかなり違うもんねー…。

そうそう、今回は生ビンチョウの合わせるワサビも静岡のおともだちに敬意を表して? 静岡のワサビを。やっぱり静岡のワサビは美味しいよ。普段は田丸屋さんってとこのワサビ使うことが多いんだけど、今日は伊豆のカメヤさんのワサビで。

お醤油は、福島のマニアックだけどかなりお刺身に美味しいお醤油。あんまり売ってるとこ無いんだけど。

丸大豆、小麦、食塩しか使っていない昔ながらの本醸造醤油なんだけどね、なんか、シンプルながらもコク味も強くて、しみじみ美味しいんだー。最初買ったとき、材料もシンプルだし、こんなに美味しいなんて思ってなかったんだけどね。これはリピーターになっちゃいそう。…というか実際、お刺身と合わせてみると美味しかったでしょ?(笑)

あとは、秋の味覚と言えばコレ。まだ出始めだけど…秋刀魚!

ちょっと小ぶりだったから、今回は竜田揚げで。でも今年の秋刀魚は、結構味が良さげなんだよね。去年は記録的な不漁だったけど、今年はちょっと期待できそう? もちろん、獲れるからといってやたらと乱獲はダメだけどね。

これもひやおろしと合わせてみると…

うーん! 秋!! って感じだね。季節の旬を感じてこうやっておしゃべりしながら飲めるのって、たのしーね。(´艸`*)

─────

さ、次はいよいよカツオ。この時期は、カツオが脂のって、ますます美味しくなるよねー。

この辺りだとね、カツオにはたっぷりのすりおろしニンニクをつけて食べるんだよね。

もう、頭がくらっくらするくらいにたっぷり。それをビールと日本酒で一気に流し込む! なんて酷い飲み方するんだけど、これがまた中毒性あるんだよねー……。なんか知らないけど、多幸感が出てきて、病みつきになるの。たぶん、やべー食べ物だと思うの。。。(笑)

一度食べれば病みつき?いわき流カツオ刺身の食べ方とは

 

 

 

 

 

で、ここに辛口の日本酒、三春駒「傳」。カツオのニオイをスッキリとさせてくれるお酒。バランス型として、こないだ飲んで残ってた会津娘。もう一本は、これも前飲んだけど、磐城壽「アカガネ」。これはカツオのニオイを消すんじゃなくて調和させて旨味に変えるようなお酒。

さ、どれからでもどーぞ。おちょこもそれぞれ用意したので、気付け薬代わりにクイっといっちゃってくださいな☆

……

…どう?

ニンニクで舌が痺れる? そりゃイケない。お酒が足りない。もうちょっと、クイっと。

…今度はどう? どのお酒が好み?

え? クラクラする?? よくわからない? やだなぁ、もう。その状態でじっくり味わうのがいいんじゃない。醍醐味醍醐味。

しょーがないにゃぁ…はい。お水もちゃんと飲んで。あ、ビールの方が良かった? うそうそ。ちゃんと水分も取りながら飲もーね。

あとこれ、めっちゃ美味しいんだけど、ニンニク一気に食べ過ぎるとお腹壊すから気を付けてね。(/・ω・)/

─────

そういえば。カツオといえば、カツオの揚げ浸しも用意しといたよー。

この「カツオの揚げ浸し」って、福島県の海沿い、浜通りで良く作られる保存食で、カツオを揚げて生姜やニンニクで味付けした漬け汁に漬け込んでおく食べ物。

肉じゃがとか味噌汁みたいに、なんとなく方向性は決まっているものの色んな家庭ごとに味付けや使う材料も結構違うから、厳格なレシピとかはないんだけどね。ボクの場合は素揚げにすること多いけど、人によっては片栗粉まぶして竜田揚げみたいに揚げたりもするし。

お酒のおつまみにもピッタリで、美味しいんだよー♪ ボクが作った揚げ浸し、口に合うとうれしいんだけど。

え? 作り方? それはね…こんな感じ。

お家で作れる浜っ子が大好きな郷土料理「カツオの揚げ浸し」のレシピ

 

 

 

 

 

これはねー、ご飯のお供にもちょうどいいから、カツオが沢山手に入ったら試してみてほしいな。アレンジは人それぞれだから、そのうちみんなで作った揚げ浸し持ち寄って交換してみちゃったりするのもいいかもね。

─────

しかし、秋と言えば紅葉。ちょっと早いけど、紅葉観に行く計画立てるなんてのもいいかもしれないね。

日本は特に、気候的にも地形的にも美しい紅葉が楽しみやすい国だっていうけど、ボクの地元の福島なんかは、紅葉のスポットが沢山あるんだよー。

裏磐梯なんかも絶景が沢山あるし…

https://www.pixpot.net/articles/u_d_view/319/urabandai-autumn

最近は、只見線っていうローカル線の奥会津の紅葉や雪景色があまりにも綺麗で、海外からも観光客がかなり来てるんだって。検索かけただけでも、こんなに綺麗な写真が…

紅葉観て、温泉入って、美味しいもの食べて…なんてのも、良さそうだよねぇ。いつもウチに呼んでばっかりだけど、今度おでかけなんかもしちゃおっか? なーんて。こうやっていろいろ夢膨らませて旅行の計画考えたりしちゃうのって、楽しいよね。

今度、ほんとにどっか出かけよっか。せっかくの秋だしね。(*´▽`*)

林 智裕 (Hayashi Tomohiro)

フリーランスライター。1979年生まれ。いわき市出身、福島市育ち。 現在 【Media Rocket】の他、福島の美酒と美肴のマリアージュを毎月お届けする【fukunomo(ふくのも)】、地域の魅力やグルメ情報を発信する【福島TRIP】など複数メディアにて連載中。 また、【SYNODOS (シノドス)】【ダイヤモンドオンライン】【Wedge】【現代ビジネス】などでは不定期でビジネス向けの記事を執筆。 書籍『福島第一原発廃炉図鑑』(開沼博・編、太田出版)ではコラムの執筆を担当。

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