たった千円で試飲し放題!24のワイナリーが集結「かつぬまぶどうまつり」が楽しくてお得すぎた。

1日楽しめるワインのお祭り

2018.10.08

ワイン

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▪️24のワイナリーが一同に会する年に一度のイベント

前回、勝沼ワイナリー巡りに行った際に、ワインタクシーの運転手さんに「かつぬまぶどうまつり」の情報を聞き、すぐに計画を立て、10月6日、再び勝沼に行ってまいりました。

前乗りしてまでこのイベントに行きたかった理由はふたつ。

ひとつは「一同に会する」ということの価値です。いかに勝沼がワイナリー密集地域であっても30以上もあるワイナリーをすべてまわるのは大変なんです。

さらにこのイベント、自治体(甲州市)主催ということで、民間運営のワインイベントと比べて破格と言っていいお安さ

まず最初にワイングラスを1,000円で買います。それが実質の入場料となり、会場の「中央公園広場」にずらりと並んだワイナリー直営ブースで提供するワインがいくらでも試飲し放題なのです。

直営ブースの数は24。各ブースが平均で5〜6種のワインを出しているので、全部飲んだら100種は軽く越えます。

イベント自体はあくまで「ぶどうまつり」なので、ワインだけでなくフードのブースもたくさんあり、無料のブドウも配られます。地元の家族連れも多数参加していましたが、やはりメインはワイン。

休日にワインを楽しもうという方だけでなく、私のように舌を鍛えたいテイスティング目的のワイン学習者にも最適のイベントと言えるでしょう。

グラスは持って帰れるので、実質ワイン分は500円ぐらいでしょうか。やすっ!

▪️品種は少ないけれどワインスタイルはさまざま

もちろん、これだけのワインを全部飲んだらべろべろに酔っ払ってしまうので、吐き用の紙コップを抱えながらテイスティングに徹しました。

ワインの品種のほとんどは、白は「甲州」、赤は「マスカットべーリーA」。この2つは日本の固有品種として国際的に認められており、山梨県の代表的なブドウ品種でもあります。

ほかには「シャルドネ」や「メルロ」など、国際品種のワインや「巨峰」や「デラウェア」など生食用ブドウのワインもいろいろ。

中でも一番人気はやはり「甲州」で、どのブースでも必ず扱っていますが。「樽熟成」「スパークリング」「シュールリー」「古酒」など、各ワイナリーが様々なスタイルのワインを出しているので、飽きずに楽しめました。

同じ品種なのにこれだけ味わいに差が出ることに気づけるのも、横並びで一気に試飲できる「ぶどうまつり」の良さでしょう。

また、ブースに並んでいる行列の長さで、そのワイナリーの人気度がわかるのも興味深い点です。

意外にも有名なワイナリーはガラガラで、一般的には知名度が低いワイナリーに長蛇の列。

知名度と人気は一致しないのですね。

ところが、列が長いからといって必ずしも美味しいと感じるかというと、そうとも限りません。

真剣にテイスティングしていると、「自分の好み」や「自分なりの基準」に合ったワインかどうかがわかってきます。

ということで、今回、同行者と自分たちの舌を信じてテイスティングした結果、お気に入りのワイナリーがいくつか見つかったのですが、その中でこれまで全く知らなかったワイナリーがありました。

▪️半導体メーカーがつくるテロワールなワインが面白い

それがMGVs(マグヴィス)。テントデザインからしてだいぶおしゃれ。ほかとは違う感を醸し出していました。

MGVsの何がよかったかというと、香りにも味わいにも「すっきり感」「クリーンな感じ」があり、その点がほかの甲州と明らかに違うのです。

気になってその場で調べてみたら、2016年に開始したばかりの新しいワイナリーで、半導体メーカー「塩山製作所」が新事業として始めたとのこと。半導体とワインって全く畑違いなのでは、と思ったのですが、空気清浄システムや品質管理システムなど、半導体で培った設備や技術を生かしているということで、納得しました。ワイン全体から感じる「緻密」な感じは、そこから来るのですね。

テロワールの個性を生かして世界に勝負できるワインを作りたいということで、品種は「甲州」と「マスカットベーリーA 」のみ。この日も試飲は甲州2種とベーリーAを使ったロゼの3種のみでした。

グローバル視点を持った新しいワイナリー「MGVs」、これから注目していきたいと思います。

▪️結局お土産に買ったワインは・・・

各ブース、販売にも力を入れていましたが、電車の長旅で重いワインを積極的に買いたくはありません。

だけど1本だけ、つい買ってしまったワインがあります。

前回のワイナリー巡りでも2本買ってしまった「まるき葡萄酒」。

こちらの「ラフィーユ 超熟甲州」。なんと10年から20年熟成した甲州をブレンドしたもので、375mlがおまつり限定で1,000円。

色の薄い甲州とは思えないアンバーカラーも美味しそうで、ついつい買ってしまったのでした。

他のブースでも「おまつり限定品」がもっとあってもいいなと思うのですが、ほとんどがプロパー価格でちょっと残念。ショッピングの楽しさが加わったらもっと楽しいのに。私が見た限りはお買い得品を出しているのはまるき葡萄酒だけでした。

オレンジワインとも言える超熟甲州、こってり系の和食には絶対に合いそう、大事に飲みたいと思います。

Hitomi Kumasaka (熊坂 仁美)

ワインと日本酒が大好き。WSET Level3 in Wine, Level3 in Sake, JSAワインエキスパート. SAKE DIPLOMA

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