冬がはじまるよ♪ 北陸富山の味覚でほっこり。〜林智裕の「ウチにおいでよ!」Vol.6

富山づくしのお酒と味覚で冬支度。

2018.11.14

ローカルフード 日本酒

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おばんです♪

や、すっかり秋だねー。最近は紅葉もすっごく見頃になってきてるし。

秋といえば、芸術の秋! 読書の秋! そして我らが食欲の秋と酒飲みの秋!!

 

…食欲と酒飲みは、ボクらの場合いつも通りの平常運転ですねハイ。すいません。

 

てか、秋と言っても福島はもう朝晩は息が白くなるくらいだし、秋というか、すでに冬!って感じが強くなってきたかも。寒いよねー。ふゆが!もうすぐ!はっじまーるよー♪

…や、流石に、それはまだちょっと気が早かったかな。(*ノωノ)

紅葉とか、もう見に行った? 奥会津とか、夏井川とか、裏磐梯とか、スゴいらしいよー?

こないだ今度一緒に行こう? って言ってたけど、結局まだ行ってないね。お互い、なんだかんだで家でちょっぴりだらしなく、一緒にお酒ばっか飲んでる…w

まあ、しょーがない。それもまた良し。…という訳で、さっそく今日もお酒のんじゃお♪ おいでおいでー♪

 

─────

 

さあさあ、本日の一杯目は、コレ!

富山県から、成政酒造さんの @カップ女子

これ、ちょっと可愛らしい? ラベルだよね。

「いやしてほしいなぁ…」なんて書いてあったり。ええ、ボクも一緒にいやしてほしいです。はい。ここはちょっぴり秋らしく、オトナっぽく、少しアンニュイで物憂げな気分なんかも演出してみちゃったりして。

 

…え? そういうの全然似合わない?

やっぱり?  薄々そんな気がしてたんだー♪(えっへん)

 

というわけで、さあ、ボクの分まで遠慮せず、秋らしくアンニュイで物憂げでオトナな気分を楽しむがいいさ!!

 

でもって、ボクはこっちで。

おんなじお酒の、ラベル違いだよ? こっちは、「私のリラックス」だってさ。

…こっちなら、普段からリラックスしまくってるボクにもピッタリ? ほっとけ。( *´艸`)

 

はい。じゃあまずは飲んじゃおっか。ワンカップをキュ…っと開けて、っと。

かんぱーい♪ 今日も来てくれてありがとう! おつかれさまー☆

 

んーー~~~~っ♪♪ この一杯のために生きている~~♪

 

このお酒、スッキリしてておいしーね。でも刺々しさもないから、この時期の最初の1杯目にも、ピッタリ! ワンカップだけどこれ、贅沢なことに純米吟醸酒なんだって。道理で飲みやすいキレイな味だよねー。ちょっとキラキラした感じ。

こんなちょっぴりお洒落なお酒で乾杯しているなんて、もしかして今日のボクら、ちょっとお互い、女子力? が高い??

 

…あ、今はあんまり「女子力」とか使わなくなってる?

というかそういう発言自体がオッサン力高めですかそうですか…。(´・ω・`)

 

まあ、それでも懲りずに、次の一本も女子力? 高めに。こんなのはどうかな?

 

同じく富山県、玉旭酒造さんのECHOES(エコーズ)

結構変わった味わいのお酒なんだよ-?

 

まあ、まずは飲んでみてよ。はい、グラスにこぽこぽ…っと。あ、ボクの分も注いじゃうね。

 

─────

 

……!

どう? 驚いた??

 

かなり斬新な味でしょ? このお酒。日本酒なんだけど、いかにも日本酒! って感じじゃなくて。でもね、ちゃんと、全部お米から出来てる「純米酒」。

とびっきり甘くて、とびきり酸っぱくて、ちゃんと旨味もあって。ここまで思いきり振り切ったお酒は珍しいよね。

どれか一つが尖ってるとかじゃなくて、全方向に尖って、それが大音量で響き合って、でも、全然うるさく感じない不思議な調和になってる。なるほど、だから名前もECHOES(えこーず)。

これね、敢えて醸造中に出来た糖を残したまま活かしてこういう味わいにするんだとか。日本酒の新たな境地って言えるのかも。新手の立ち位置? 新手のスタンドってやつかな?? すごいよね。(*´▽`*)

とにかく何と言っても特徴的なのは、まず一口目に一気に広がるダイナミックな甘さ。それと同じくらいダイナミックな酸味と旨味。

まるで、お米が穀物という以上に甘い甘~~いフルーツになっちゃったみたいで。「果実としての米」という新しい「果物」を完熟させて上等な日本酒と融合させた、このお酒だけで完結する新しいサングリアみたいなんだよね。すっごく爽やかで、ほとばしる香りと甘さが強くて、目が覚めるかのような躍動感…って感じ?

あ、もっかい飲もっか。はい、とぽとぽとぽとぽ…と。

これ、美味しいよねぇぇぇ♪

なんていうか、子どもの頃に思ってた「最高に美味しいワイン」のイメージを、実際のワイン以上に叶えてくれる感じ?

子どもの頃って、ワインってきっとびっくりするくらい甘~くて夢みたいに美味しい飲み物なんじゃないかな? って思ってなかった? ボクだけかなぁ??

実際のワインは子どもの頃にイメージした味とは全然違くて。でもまあ、それはそれでめちゃ美味しいんだけどね。

でもこのお酒、ただ果物みたいに甘いだけ…という訳でもなくって。ちゃーんと、美味しい日本酒としてのセオリーは要所要所に抑えつつで…。玉旭さん、さすがだよね。おつまみには味の強いナチュラルチーズとか、ドライフルーツなんかがピッタリかな。

こういう甘さを残した日本酒だと、他には宮城県の一ノ蔵さんの「ひめぜん」なんかも有名なんだけどね。あちらが、本当に上品でおしとやかな美しい「おひめさま」のイメージだとすれば、こっちは強い酸味もあるせいか、ちょっと南国を感じさせるような。日焼けした小麦色の肌が似合うような。トロピカル!って感じのジューシーさを感じるんだよね。規格外に溢れ出す元気な笑顔と生命力というか。

…まあ、富山、南国どころかめっちゃ雪国なんだけどねー…。(笑)

このお酒を飲んでると、日常から非日常へとちょっぴり強引に連れ出してくれるような感じかな。ほんと、飲んでて楽しくなってくるよね!

 

─────

 

さ、じゃあ乾杯も終わったところでそろそろ、今日のメインおつまみとかお酒とか用意しちゃうね?

 

え? 今まで飲んだ分だけでもじゅーぶん凄かったって? ふふ。ありがと。

次に用意したのはねぇ…これ。

ブリのお刺身ー。

ホントは天然物の寒ブリなんて用意出来れば良かったけど、近くでは手に入らなかったので養殖ブリ。でも、特にブリは養殖ならではの味ってのもまた、これはこれで凄く良いものなんだよね。脂のってて、とっても美味しいんだよぅ? ( *´艸`)

 

あと他には、たとえば、こんなのとかも。

ホタルイカの燻製。ただでさえ美味しさがギュ…っと詰まったホタルイカに、燻製の香り高さが加わるんだから、これが美味しくないはずがない! うふふ。食べるの楽しみだね。

えっと、あと他にも用意しちゃうのでちょっとまっててねー。

あ、座って待っててくれていいよ? お酒は気楽にチビリチビリとやってて? なんなら、ホタルイカ先に開けてつまんでくれててもー。

 

─────

 

はい。という訳で、今日のメインがそろいましたー♪

今日のお酒は、地ビールである「宇奈月ビール」。後は、さっきのECHOESと同じ玉旭酒造さんの「純米吟醸BLACK」、立山酒造さんの「純米大吟醸 立山」

おつまみとしては、ブリのお刺身と…ゲンゲっていう謎の深海魚(笑)。

 

さて、今月のテーマは…もう判っちゃったよね。今月はボクの気まぐれにより。冬間近! なので、冬と言えば寒ブリ! 寒ブリと言えば北陸!…ということで、特に個人的にもご縁がある富山にスポットを当ててみました♪

お酒は全て富山のお酒。おつまみも、名物の寒ブリを意識してのブリのお刺身と、名物ホタルイカ。地魚であるゲンゲ。…白エビとかズワイガニとかもあればもっとよかったんだけどね(笑)

え? 知ってた? 最初から記事のタイトルに出てるって??

まあ、タイトルに書いちゃってたけど、そんなメタいこと()言わないの。(´・ω・`)

そういえば富山は、実はボクの地元の福島県ともすごく縁が深くてね。江戸時代に飢饉で人口が減ってしまった福島県相馬地方に、富山や石川などからかなり多くの人たちが移住したんだって。それで、こないだは南相馬で伝承されてきた富山発祥の料理が「里帰り」したなんてニュース(南相馬から砺波の味200年ぶり”帰郷”)もあったんだよ。

 

さてさて。というわけで引き続き富山をよりふかーーーーく満喫するために、早速追加のお酒いきましょ♪

まずは、宇奈月ビールの「ケルシュ」。ささ、ぐぐーーーっといってみよ♪

 

んんーーーーーーーっ♪♪ プハぁ。やっぱ、ビールは美味しいねぇ。

 

これは富山の地ビールなんだけど、今回のこれはいくつか種類ある中でも特に、ドイツ・ケルン地方に伝わるケルシュスタイルビール。

黄金色のビールなんだけど、今普段から良く飲まれている下面発酵のラガータイプじゃなくて、上面発酵のエールタイプなんだよね。

キレの良さと爽やかさがありながらも、仄かなフルーティーさが特徴。酵母の味わいを僅かに残して、香るけど香り過ぎない絶妙なバランス感と心地良いのど越しが魅力。

えへへ。これ、結構好きなんだー。(´▽`*)

エールビール好きなんだけど、なんかこれ、ラガーとエールのイイトコ取りみたいなとこもあって。

あとね、あとね、この宇奈月さんは「黒部モルト麦茶」っていう麦茶もオススメなんだよ。モルト(麦芽)の香りがしっかりついた麦茶が、びっくりするくらい美味しいの。

 

続いては、立山酒造さんの『純米大吟醸 立山 雨晴』

酒米に使われている山田錦ならではの、淡麗で上品な強い香り。それと同時に感じる、一瞬の冷涼感ある凛とした口当たりと酸味、その後、ふわ…っとなだらかに柔らかに広がる、なめらかな旨味。ああ、富山の酒だねぇ…。

良い。

実に良い。(*´▽`*)ここに、謎の深海魚ゲンゲを焼いたものを合わせちゃう。。

本場だと天麩羅とかで出てくることが多いんだけど、ごめん、ちょっと手抜きして焼いただけー。

昔はこのゲンゲって、下の下(ゲンゲ)として雑魚扱いだったらしいんだけど、最近では幻魚(ゲンゲ)として注目されてるんだって。脂が適度にのってるし、富山近海ならではの名物でもあるし、こういうの活かしていくのって、すごく好きなんだー。地のものを味わう! って、お酒でも食べ物でも最高の楽しみじゃない??

 

そして最後の〆は、『生酒 純米吟醸 玉旭BLACK 』

富山県オリジナル酒米「雄山錦」を使った一品。これも生酒らしい酵母の香りと吟醸香が気持ち良いくらいふわぁ…って交わるんだよ。

一口目は北陸の酒らしくスッキリした口当たりながらも、雄山錦のふくよかな味わいが中盤からグイグイくる。
ワインのタンニンを思わせるような、深いコクも魅力的。

あ、前置きはいいから早く飲みたいって? ごめんごめん。じゃあ、これもお猪口🍶に。ささ、どーぞ♪

 

しかし、これは何と言うか……しみじみ旨いねぇ。
今回はお刺身だけど、ブリの照焼きとかに合いそう。やっぱ、本場の寒ブリとか!(´艸`*)
スッキリしているのに、最後にほっこり感もあり、しかし野暮ったくない。
北陸らしい一口目のキレの良さが全体のバランスのキーになりつつ、このふくよかさは酒に奥行きの深さを与えている。ぶっちゃけ、富山のお酒の中でボクは個人的に一番好みかも。

あ、これ、さっきのホタルイカに合わせても絶対旨いって! まだ残ってる?? 良かったー♪

 

──────

 

ホント、最近は寒くなってきたよね。こないだ会津行ったらさ、もう雪虫が飛んでたの。雪虫が飛ぶと、もう間もなく雪の季節になるって言うよね。寒いの苦手? ボクは暑いよりはいいかなぁ。。。

でもさ、今みたいな季節の変わり目って、次の季節の美味しいものがどんどん出始めて今の美味しいものと混じりあうからさ、こういうのって結構楽しみにならない?

まあ、その分体調とかも崩しやすいから気を付けないとだけどね。

あ、もうインフルエンザの予防接種とか受けた? ちゃーんと受けないとダメだよぅ? 体調崩しちゃったら、美味しいご飯もお酒も楽しめなくなっちゃうんだから。

…注射怖いなら、一緒に病院行ってあげよっか??

なーんてね。冗談。風邪とか引かないように気を付けてね? (∩´∀`)∩

林 智裕 (Hayashi Tomohiro)

フリーランスライター。1979年生まれ。いわき市出身、福島市育ち。 現在 【Media Rocket】の他、福島の美酒と美肴のマリアージュを毎月お届けする【fukunomo(ふくのも)】、地域の魅力やグルメ情報を発信する【福島TRIP】など複数メディアにて連載中。 また、【SYNODOS (シノドス)】【ダイヤモンドオンライン】【Wedge】【現代ビジネス】などでは不定期でビジネス向けの記事を執筆。 書籍『福島第一原発廃炉図鑑』(開沼博・編、太田出版)ではコラムの執筆を担当。

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