春爛漫。全国各地、味とりどりの花見酒。〜林智裕の「ウチにおいでよ!」Vol.11
お花見の酒はやはり日本酒で。
2019.04.07
こんにちは! 東京では桜も満開をむかえて、春本番!! だね。 福島も、だんだん見ごろの場所が増えてきているよ♪
ところで、お花見には行った? まだこの辺だとビミョーに早い? かな。近々ボクもなんとか都合つけて、今年も双葉郡富岡町の夜ノ森の桜並木を観にいきたいなぁ…。
8年前の原発事故の原発事故のあとは、しばらくはお花見どころじゃなかったんだけどね。今もいろいろ大変なことはあるけど、少しずつ暮らしが戻ってきているところもあるんだよ? ちなみにこれ、おととしの写真。キレイでしょ? (*´▽`*)
この時期は、桜にかぎらずたくさんのお花が全国それぞれに咲いてくるから気持ちまで明るくなってくるね! まるで、それぞれの地域が春のリレーを繋いでいくように、色とりどりのたくさんの花、花、花。これって、地酒がそれぞれの地域や種類ごとに味わいの個性が違うことにも似ているかも? なーんて。
せっかくだからお花見の気分で、今日はちょっと豪華に、全国から味もタイプも色とりどりのお酒並べて花見酒! って感じにシャレこんでみようよ! ( *´艸`)
というわけで、まずは最初の一本! 王道の、とりあえずビール!! で。
ちなみに、今日はちょっと変わったビールを。
サッポロビールから4月9日に発売される「伝説のホップSORACHI1984」という、実はまだ未発売のビール! です。ミッションアンバサダーっていう企画に応募したら、事前に送ってもらえたの。ちょっとうれしいので、せっかくだからおすそわけ♪
それにしても、「このビールは世界を変えるかもしれない。」すごいキャッチコピーだね…。
ではでは、今日もさっそく…
かんぱ~い! (*^-^)ノ■☆■ヾ(^-^*)
いつもおつかれさま~♪ (*’▽’)ノシ
ん~~~~~!
爽快なのに、薫り高くて、コクの奥深さもしっかりあるビールだね。(*´▽`*)
このビールね、サッポロビールさんが開発したSORACHI1984っていう、日本の北海道生まれのホップを使ったエールビールなんだけどね。薫りも味もかなり強く華やかで、開発された当時のビール市場ではウケなさそうだということでお蔵入りになった「幻のホップ」だったんだって。
その後、ホップは北米にわたって大切に作られ続けていたらしいのだけど、これが海外のクラフトビールで使われはじめると、「1ランク上の味になる」とのことで、大ウケ! まさに「生まれる時代が早すぎた」日本生まれのホップがアメリカで35年近くの時を経て育てられ、愛され、満を持して里帰りを果たして商品化されたのだとか。なんか、ドラマみたいだね。
ちなみに、アロマと余韻が強めのホップとの前情報だったので、おつまみとしてはローストビーフを少量用意して臨んでみました♪ 今日のお皿は、長崎土産の波佐見焼(はさみやき)。ささ、つまんで? コレもビールと合わせると、いい感じに美味しいよね。
もっかい改めて飲むと、これ、泡がとてもきめ細やかで上質なビール感があるねー。アロマホップの香りがとても強い。
でも、だからといって華やかさの自己主張が強すぎる訳でもなく、落ち着いた風格も感じる。爽快で軽やかながらも奥行があり、心地よい余韻が残る。食事とのペアリングにも使い易くてとても良いよね。
ビールってさ、基本的に何と合わせても美味しい! ってことがほとんどなんだけどね。それでもなお、ペアリングを深く考えはじめると意外と深いというか。
たとえばアロマ感が強すぎると、それはそれでめっちゃ美味しい! のだけど、おつまみによってはビールが主役になりすぎてペアリングが難しかったり、二杯目以降が飽きてしまうこともあるし。
その一方で、キレの鋭さもビールの大きな魅力の一つで、確かに暑いときなんかには「ああああああ!!! 美味しい!!!!! 最高!!!!」ってなるけど(笑)、でもこれもおつまみ次第では食材の豊かな香りや味わいもろとも斬ってしまう面もあるし。
このビールは、そーいうのの間で絶妙なバランスを持っている万能感がスゴいね。味わいが半端とかじゃなくて、すっごく品質高い中でのオールマイティさというか。(´・ω・`)
それってある意味、今の日本酒のトレンドにもちょっと近い? かも。これは確かに、サッポロビールさんの自信のほどが、良く判る完成度。まさに、「花見酒」にもピッタリだね!
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さてさて。では、今日もそろそろ日本酒いってみちゃうよー♪
本日のラインナップはこちら。「若波・純米吟醸(福岡県)」、「金婚・ぎんから(東京都)」、「玉旭・純米吟醸BLACK(富山県)」、「白老・純米吟醸千本錦(愛知県)」、「金水晶・特別純米むろか生(福島県)」。
今日は花見酒ということで花の繚乱をイメージして、いつもより少し種類多めに。そして、それぞれ味わいのタイプが違うものを用意してみましたー。(*´▽`*)
今回は、お酒メインでおつまみは少し控えめに。近所のスーパーで買った若鶏の砂肝とカキフライです。もうひとつは、福島の美味しいおつまみと秘蔵の酒が毎月送られてくるfukunomoでも採用された、会津天宝さんの「いか大根」おつけもの。fukunomoでは、ボクはお仕事としてレビュー連載しているのだけど、毎月いろいろ美味しいものやマニアックで面白いもの教えてもらえるから、公私ともに重宝してます。これがなかなか、楽しいんだよー? ( *´艸`)



昔ながらの味わいの良いところを感じさせつつも、しっとりとした風合いで雑味は少ない。常温やぬる燗で飲んでもよいね。穏やかで飲み飽きず、延々と飲んでいられそう。というか、宴もたけなわな中盤〜終盤までも、静かにちびちびやる楽しみには最高。おつまみには焼鳥とか、あと、おでんとか良さげ。屋台とかで出てきたらますます最高かよ!となりそう。(*´ω`*)
もっとも、同じ豊島屋さんでも「屋守(おくのかみ)」という銘で出しているお酒の方は、また違う今風の香り高く爽やかな味わいで、これもすっごく美味しいのだけどね。
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