食イベント「酒蔵の特別室で楽しむ吟醸酒と会津喜多方牛」で春の喜多方を満喫

会津喜多方の食・酒・風土、そして桜。

2019.05.06

ローカルフード 日本酒

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■「食・酒・風土」地域の魅力を五感で感じる

4月20日(土)、「酒蔵の特別室で楽しむ吟醸酒と会津喜多方牛」と題した食イベントが、喜多方市で開催されました。

「美味しいものをその産地で楽しむ」というコンセプトのもと、その土地の料理とお酒ともに「風土」「文化」などを感じながらいただくことで、「食」をとおして、地域の魅力を五感で感じることができます。

今回は、喜多方で約230年続く大和川酒造店の日本酒と、その酒米の稲わらを食べて育った黒毛和牛のマリアージュ。しかも、会場は大和川酒造店の酒蔵で、シェフは地域食材を活かした「日本酒にも合うフレンチ」で定評のある郡山市「なか田」の中田智之シェフということで、間違いなく美味しくて特別な時間になることを予感させます。

食いしん坊の私も「ぜひ行きたい!」と思ったものの間に合わず・・

申し込み開始からすぐに定員となり、増席されましたが、それでもキャンセル待ちが出るほどの人気ぶり。

しかし、ありがたいことに今回はスタッフとして、その空間を体感させていただけることになりました!

 

 

当日、少し早めに会場に着くと、淡いピンクと満開の桜で春の喜多方をイメージし、おもてなしの準備が始まっていました。

今回のディナーは、普段は一般解放しない「大和川酒造店」の特別室で行われます。

その特別な会場をトータルコーディネートしてくださるのは、昨年大好評だった「夜の果樹園」に引き続き、里山ソムリエの黒田三佳さん

この雰囲気を見るだけで、ますますディナーへの期待が高まります!

■日本酒片手に桜並木をそぞろ歩き

午後、郡山駅から参加者を乗せたバスが喜多方に到着。

まず向かったのは日中線のしだれ桜です。

1984年に全線廃止となった旧国鉄日中線の跡地の一部が遊歩道として整備され、全長3kmにわたって約1000本のしだれ桜が植栽されました。まるでピンクのカーテンのように風にたなびく桜が間近で見れるとあって、この季節は多くの観光客でにぎわっています。

数日前に雪が降るなど寒い日が続いたため、しだれ桜は満開とはいきませんでしたが、この日は快晴!

しだれ桜とともに、遠くに見える飯豊連峰や満開のソメイヨシノも眺めながら、ほんの少しの時間ですが、日本酒を片手にそぞろ歩きを楽しみました。

この日最初の日本酒は、大和川酒造の純米辛口「弥右衛門」。

「甘くておいしい!」

と言う方もいるほど、辛口ながらもお米の旨みと甘みが感じられ、スッキリとした喉越しが好評。ディナー前についつい飲み過ぎてしまいそうです。

 


SLが展示されている場所は絶好の撮影スポットです。

 

 

■酒蔵での特別な時間がいよいよスタート

その後、大和川酒造店へ移動。

「酒蔵」という空間に気分も高まります。

蔵を見学したり、様々な日本酒をテイスティングしたり、それぞれ自由に過ごした後は、アペリティフ会場へ。

 

「アペリティフ」、いわゆる食前酒として用意されたのは「桜峠のハニーワイン」です。

北塩原村の桜の名所「桜峠」に植えられた大山桜から採れたはちみつと、飯豊山から流れ出る天然水に日本酒酵母を掛け合わせ、有限会社峰の雪酒造場で作られた「ミード酒」です。

 

ミード酒とは、はちみつと水だけで作られた1万4000年ほど前から飲まれている人類最古のお酒なのだそう。その始まりは、蜂の巣にたまった雨水を偶然飲んだことが始まりとも言われています。

「桜峠のハニーワイン」は、甘いはちみつの風味が広がりますが、とてもスッキリとした口当たりなので、アミューズの「苺とチーズのさくらマカロン」とも相性抜群でした。

 

そして、いよいよ特別室へ・・・

 

 

イベントを主催するメディアロケット編集長 熊坂仁美さんの挨拶で、ディナーがスタート!

 

大和川酒造店の9代目当主 佐藤彌右衛門会長もあたたかく参加者をもてなします。


 

この日のお酒は、乾杯のスパークリング日本酒「珠泡」含めて、なんと7種類もの日本酒が飲み放題

 

8年連続で金賞受賞した「大吟醸」や、純米大吟醸「四方四里」、超直汲中取り生原酒、純米活性にごり、カスモチ原種などの銘酒がずらりと並び、日本酒好きにはたまらない光景です。

 

 

さらに、特別なお酒も登場!

 

大和川酒造店の自社農場である大和川ファームでは2015年からワイン用葡萄栽培にも取り組んでいます。今回、初めて2018年に収穫したシャルドネを醸造しつくられたワイン「凛音(りおん)」も特別にふるまわれました。微かな甘みと酸味のバランスが良く、すっきりとしていて美味しいとこちらも大好評。

2019年にはワイナリー建設に向けて本格始動するということで、ますます楽しみです。

 会津電力株式会社 副社長 山田 純氏

■1日限りの特別メニューをご紹介!

この日のメインシェフ、中田シェフの作る料理は一度食べたら忘れられないというのが、私の感想。美味しいのはもちろんのこと、食材や生産者の方への愛がたっぷりで、とてもやさしい味がします。

 

そして、もう1人。

この日、調理を一緒にしてくださったのは、「東和 季の子工房」の武藤洋平シェフ。なめこ農家さんでもあり、レストランも経営しています。武藤シェフも食材への愛情がたっぷり。

 

 

そんな2人がつくったこの日の特別メニューはこちら。

 

<サラダ> 喜多方野菜、鯉のあらい、ナッツ


「美味しい」と何度もおかわりをする方が多かった色鮮やかで贅沢なサラダバー。

 

<オードブル2種盛り合わせ> ホワイトアスパラとトリュフ風味の卵黄/なめことセンマイのヴィネグレット

武藤シェフの育てている「なめこ」が使われています。

 

<スープ> 牛トリップのこづゆ

お出汁が変わるだけで、会津の郷土料理がフレンチに変身!

 

<メイン> ランプとイチボのステーキ「食べ並べ」 麹と味噌の赤ワインソース

「こんなお肉は食べたことがない!」という声が上がるほどの美味しさ。

 

こちらは喜多方市内の「長澤畜産」で育てられている牛肉。飼料には大和川ファームの稲わらを使い、質の高い黒毛和牛を生産しています。

 

通常、一般販売をしていませんが、今回は特別に分けていただき、ここでしか食べることができない特別なステーキです。

 

<〆> ハヤシライス風テールシチュー 長谷川純一さんのオーガニック米を使って

同じく長澤畜産の黒毛和牛をじっくり煮込んだ絶品ハヤシライス!

 

 

<デザート> 酒粕と抹茶レモンのアイスクリーム

お腹いっぱいでもペロリと食べてしまいます。

 

どのお料理も日本酒によく合い、最後の一品まで他にはない味で美味しかったという感想が多く聞かれました。

 

■様々な人がテーブルを囲む

この日、福島県内だけでなく、東京など県外の方が多く参加していました。中にははるばる九州からご参加くださった方も!

 

初めましての方も一緒にテーブルを囲み、美味しい料理とお酒。そして新たな出会いや会話を楽しむ。そんなひとときに酔いしれ、あっという間の2時間でした。

 

 

年齢も出身も経歴も参加動機もそれぞれですが、「食」を通しての出会いや共通体験は、そうした枠を取り払い、人と人の距離を一気に縮めてしまうと、改めて感じた1日でした。

 

最後は、お土産の「塩甘酒」を片手に笑顔で記念撮影!

ご参加くださった皆さま、大和川酒造店の皆さま。ありがとうございました!

メディアロケットのFacebookページのアルバムもぜひご覧下さい。

Mayuko Nitta

岐阜県出身で2015年から福島に移住。美しくて美味しいものがいっぱいの福島にすっかり魅了されています!

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