中華料理のペアリングしたい日本酒とは?古酒の魅力に迫る!

美味しいペアリングとアレンジカクテル

2019.06.19

日本酒

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古酒の個性を活かすには?

こんにちは、結城です。今回は、古酒のペアリングとアレンジカクテルの作り方をご紹介しようと思うのですが、皆さん「古酒」ってどんなお酒かご存知ですか?

古酒は清酒を長期間熟成させたもので、私たちが普段飲んでいる日本酒とは少し違った風味が感じられるお酒です。作られている量は多くないので、広く出回っているものではありません。なので、「日本酒は好きだけど、古酒は飲んだことがない」という人も多いと思います。

かく言う私もその一人です。古酒の存在は知っていましたが、初めて飲んだ古酒がかなり個性的なお酒で、それ以来すっかり敬遠していたんです。

熟成させた日本酒ならではのコクととろみと複雑な甘みが混然一体となった古酒の味わいは、日本酒版ウイスキーといったところ。人によっては「飲みにくい」「重たい」と感じる味わいです。

でも、そんな古酒もペアリングや飲み方を工夫するだけでぐっと飲みやすくなります。
早速、古酒の個性を活かすペアリングと飲み方をご紹介しましょう!

 

実際に古酒を購入してきました!

今回購入した古酒は、末廣酒造の「流転 純米酒」です。
ラベルには「やや辛口でボディある味わい」とあります。でもこの言葉だけではイメージが付きにくいですよね。

こちらの流転が醸造されたのは1986年。かれこれ33年前です。
33年間ゆっくりと熟成されたことで色は琥珀色に変わり、はちみつのようなコクのある甘い香りがプラスされています。

そのまま飲んでみると、決して甘ったるくはなく、カラメルのような苦みも感じることができました。舌先にチリッとしたアルコールらしい辛さも感じます。

古酒「流転」を飲んだ第一印象は、「日本酒であって日本酒でない」という印象です。どちらかというとリキュールやウイスキーに近い雰囲気がありました。

さて、これにはどんなものを合わせましょうか――。

酢豚とのペアリングがおすすめ!

ラベルに「濃いめの料理と合わせて」と書かれていたので、今回は中華と合わせてみたいと思います。紹興酒のような風味があるので、きっと中華との相性は良いはず。
こっくりとした甘さを引き立てたいので、メニューは酢豚をチョイスしました。

古酒に合わせるからといって、何か特別なことはしません。いつも通りの酢豚です。アツアツの酢豚に、常温の「流転」を添えてセッティング完了!
まずは酢豚を一口食べてから、「流転」を少しだけ口に含みます。
古酒ならではの甘みが甘酢の風味を引き立て、苦みや辛さが中華料理独特の脂っこさを引き締めてくれます。
青椒肉絲や棒棒鶏との相性も想像してみましたが、酢豚ほど相性が良いようには思えません。古酒が持つ深い甘味を引き出すには、甘酢を使った料理や甘辛い味付けの料理の方が良いと感じました。

中華料理以外で合わせるとすると、アイスクリームやパウンドケーキなども面白いと思います。

アイスクリームに古酒を掛けるのは定番です。安いバニラアイスも一気に高級な味わいになるので一度お試しあれ。お好みで少し塩を振っても、味のアクセントになって面白いです。

パウンドケーキやカステラに軽く古酒をしみこませれば、立派な大人のデザートになります。お好みで生クリームやアイスを添えても良いでしょう。

古酒がちょっと飲みにくい……そんなときは

オーソドックスな日本酒にはない魅力がある古酒ですが、人によっては「ちょっと飲みにくい」「濃い」と感じることも……。複雑な味わいのお酒だから、ビールや日本酒のようにスルスルのめるわけではありません。
「もう少し軽い味だったらなぁ」
「独特の風味がもう少しマイルドになれば飲みやすいのになぁ」
という時は、古酒を使ったカクテルに挑戦してみましょう。


おすすめは、日本酒とライムを使ったカクテル「サムライ」の古酒バージョンです。

用意するのは
・フレッシュライム
・炭酸水
・古酒
これだけです。

作り方は簡単!
グラスに古酒を注いだら、そこにライムをたっぷり絞って炭酸水を注ぐだけ。お好みで氷を浮かべれば、フルボディの古酒もさっぱり飲むことができますよ。

古酒ならではの味わいを活かしたいときは古酒を多めに、フレッシュなライムの香りを感じたいなら古酒は少なめにするのがおすすめです。

甘さが無いさっぱりとしたカクテルなので、色々な料理に合わせやすいのもポイント。最近はスーパーでも生のライムが手に入るので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

古酒はペアリング・アレンジでもっと美味しく楽しめる!

広く出回っているものではなく、独特の風味もあることからちょっととっつきにくい感じがする古酒ですが、ペアリングや飲み方を工夫すれば日本酒ビギナーでも美味しく楽しめます。

古酒とひと口に言っても、甘さが強いもの、ドライな味わいのものなど様々です。

日本酒が好きな方はもちろん、日本酒がちょっと苦手という方もぜひこの機会に古酒の魅力に触れてみてくださいね。

結城(ゆうき)

会津若松市出身・在住のアラサーWebライター。 美味しいものと日本酒が大好きな生粋の食いしん坊。 近隣の日本酒イベントには積極的に参加しています。

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