「SAKE COMPETITION 2019」世界一美味しい日本酒が決定!

純米酒からスパークリングまで入賞酒を一挙ご紹介!

2019.06.12

日本酒

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2019年6月10日(日)、「SAKE COMPETITION 2019」の表彰式が開催され、メディアロケットでも取材させていただきました。
会場に到着すると入口にずらりと並ぶ日本酒が圧巻!

■SAKE COMPETITIONとは

SAKE COMPETITIONは、「ブランドによらず消費者が本当に美味しい日本酒にもっと巡り会えるよう、新しい基準を示したい」という理念のもとに2012年よりスタートし、今年で8回目。対象となるのは市販の日本酒で、今年は昨年を大幅に上回る426蔵から1919点が出品されました。

審査方法は完全ブラインド。ブランドや銘柄に左右されることなく、日本酒の酒質のみで競われます。さらに、今回から日本酒と一緒に合わせて楽しめるおつまみを選ぶ「おつまみグランプリ」も同時開催されました。

審査は予審、決審と2日にわけて開催。完全ブラインド、並び順もパソコンでシャッフルという厳正な環境下、ききじょこに注いで5点法で審査

 

■今年の出来栄えは?2019年ゴールド受賞酒が決定

SAKE COMPETITIONの審査は全国の技術指導者やその推薦で選出された蔵元、また日本酒業界で活躍する有識者で行われます。
審査員の方が感じた今年のお酒の出来栄えはどうだったでしょうか・・・?

▷株式会社せんきん 十一代目蔵元・専務取締役/薄井一樹氏
「全体的にレベルがすごく高いと思います。ただ、オフフレーバーがかなりはっきりしているものと、非常にクオリティが高いものと、かなりわかりやすく分かれているのかなと思います」

▷広島県立総合技術研究所 食品工業技術センター/大土井 律之氏
「食事と合わせて飲むお酒としては非常に良好なお酒が多かったなという印象です。今年は香りが華やかではなく、少し抑えめにして食事をより引き立たせる形。味も飲みやすさだったり、後味の軽快さということで、主張しすぎずなおかつキレイで、お料理と合わせても相乗効果で美味しさが分かる様な感じ」

▷実行委員長/株式会社はせがわ酒店 代表/長谷川 浩一氏
「多分、難しかった年だと思います。僕らは結果でしかわからないですけど、やっぱり米がちょっと難しかったのかな、と。いつも難しい年でもテクニックで皆さん修正されるんですけど・・・ちょっと今年はうーんという感じでした」

審査員の皆さんのコメントからもわかるように、今年は例年以上に厳しい争いになったそうです。
その中で選ばれた各部門のゴールド受賞酒はこちらです!

表彰式の会場はザ・ペニンシュラホテル東京のボールルーム


 
 

◆スパークリング部門(出品数68点)

近年人気の高い、発泡性のある清酒です。

1位  出羽鶴 awa酒 明日へ/秋田清酒株式会社(秋田県)
2位  SPARKLING RAIFUKU/来福酒造株式会社(茨城県)
3位  八鹿 スパークリング Niji/八鹿酒造株式会社(大分県)


 
 

◆純米酒部門(出品数 495点/予選通過 170点)

日本酒の基本であって、コストパフォーマンスに優れ、また幅広い飲用温度帯で楽しめる日本酒が数多く存在するカテゴリーです。

1位  宝剣 純米酒 レトロラベル/宝剣酒造株式会社 (広島県)
2位 美丈夫 特別純米酒/有限会社濵川商店 (高知県)
3位  宝剣 純米酒 広島夢酵母/宝剣酒造株式会社(広島県)
4位  美丈夫 純米 慎太郎/有限会社濵川商店(高知県)
5位 自然郷 芳醇純米/合名会社大木代吉本店 (福島県)
6位  峰乃白梅 純米/峰乃白梅酒造株式会社(新潟県)
7位  廣戸川 特別純米/松崎酒造株式会社(福島県)
8位 みむろ杉 ろまんシリーズ 特別純米 辛口 露葉風/今西酒造株式会社 (奈良県)
9位  飛露喜 特別純米/合資会社廣木酒造本店 (福島県)
10位 みむろ杉 Dio Abita/今西酒造株式会社 (奈良県)

▷1位受賞コメント
「このような賞で受賞できたことは本当に嬉しいです。今年の酒造りは、本当に苦しかったです。でも、苦しみが報われました」
 
 

◆純米吟醸酒部門(出品数 578点/予選通過 201点)

純米酒より一般的に香り豊かで、綺麗な酒質が特徴です。主力商品としての位置づけをしている蔵が多く、総じて、年間を通して楽しめます。

1位 飛露喜 純米吟醸/合資会社廣木酒造本店(福島県)
2位 磯自慢 純米吟醸/磯自慢酒造株式会社(静岡県)
3位 鈴鹿川 純米吟醸/清水清三郎商店株式会社(三重県)
4位 七水 純米吟醸55雄町/株式会社虎屋本店(栃木県)
5位 作 雅乃智/清水清三郎商店株式会社(三重県)
6位 勝山 純米吟醸 献/仙台伊澤家勝山酒造株式会社(宮城県)
7位 御慶事 純米吟醸 雄町/青木酒造株式会社(茨城県)
8位 会津娘 純米吟醸酒 羽黒西64/高橋庄作酒造店(福島県)
9位 十四代 中取り純米吟醸 愛山/高木酒造株式会社(山形県)
10位 今西 純米吟醸 朝日/今西酒造株式会社(奈良県)

▷1位受賞コメント
「ここ4,5年の純米吟醸は傾向的にうちのお酒が勝つのは難しいと思っていました。純米吟醸での授賞は本当にびっくりしました。出品しているお酒のレベルが紙一重の中で、最後は神様が微笑んでくれたのかも」
 
 

◆純米大吟醸部門(出品数 480点/予選通過 148点)

蔵を代表する酒として、持てる技術のすべてを注ぎこみ手間をおしまずに造られたまさに最高峰。原料となる酒米を高度に磨くことにより華やかな香りと透明感ある酒質が特徴です。

1位 作 朝日米/清水清三郎商店株式会社(三重県)
2位 太平山 純米大吟醸 天巧35/小玉醸造株式会社(秋田県)
3位 萩の鶴 純米大吟醸/萩野酒造株式会社(宮城県)
4位 開運 純米大吟醸 波瀬正吉/株式会社土井酒造場(静岡県)
5位 福小町 純米大吟醸/株式会社木村酒造(秋田県)
6位 燦爛 純米大吟醸 山田錦/株式会社外池酒造店(栃木県)
7位 五橋 純米大吟醸 錦帯/酒井酒造株式会社(山口県)
8位 木曽路 純米大吟醸 山田錦 磨き35/株式会社湯川酒造店(長野県)
9位 磯自慢 純米大吟醸40西戸/磯自慢酒造株式会社(静岡県)
10位 亀泉 貴賓/亀泉酒造株式会社(高知県)

清水清三郎商店は、第1回からGOLDを受賞しており、今回で3年連続での1位受賞となりました!

▷1位 受賞コメント
「毎日、試行錯誤しながら日本酒を造っている中で結果的にこのような賞をいただけて嬉しいです。美味しい日本酒を醸すにあたって、微生物の気持ちをどうやって理解するかを意識しています。これに満足せず、様々な形で評価いただける日本酒を造り続けていきます」
 
 

◆吟醸部門(出品数 206点/予選通過 69点)

お米が原料の日本酒にあって、スッキリとした辛口の味わいに仕上げる目的で、江戸時代より続く技法が醸造アルコール添加酒です。その中でも吟醸酒は、吟醸造りと言われる高度な技術で、香り華やかスキッリでいて奥深い味わいを引き出し、ビギナーの方にも親しまれています。

1位 天上夢幻 大吟醸 山田錦/株式会社中勇酒造店(宮城県)
2位 極聖 大吟醸/宮下酒造株式会社(岡山県)
3位 白菊 特別限定 大吟醸/合資会社廣瀬商店(茨城県)
4位 桜吹雪 大吟醸/金光酒造合資会社(広島県)
5位 學十郎 大吟醸/豊國酒造合資会社(福島県)
6位 桃川 大吟醸 山田錦/桃川株式会社(青森県)
7位 太平山 大吟醸 壽保年/小玉醸造株式会社(秋田県)
8位 福小町 大吟醸/株式会社木村酒造(秋田県)
9位 文楽 大吟醸袋吊無濾過原酒中汲み/北西酒造株式会社(埼玉県)
10位 若戎 大吟醸/若戎酒造株式会社(三重県)

▷1位受賞コメント
「受賞できるとは、本当に予想していなかったです。ここ数年の中でも、出来の良い日本酒が完成したので、このように評価されたことで、自信につながりました」
 
 

◆Super Premium部門(出品数 64点)

日本の「食」が世界を席巻する今日あって、切り離せない「日本酒」の世界における地位向上を目的とし、味わいはもちろん、全てにおいて他の酒類に勝る最高の日本酒を決めるために創設されました。

2016年に中田英寿さんの発案で設立。特定名称酒に限らず720mlで小売価格が10,000円(外税)以上、1800mlで15,000円(外税)以上の清酒。酒質だけでなく、ラベル、方張り、ボトル、化粧箱などトータルで審査されます。

1位 十四代 龍泉/高木酒造株式会社(山形県)
2位 刈穂 滄溟海 純米大吟醸/秋田清酒株式会社(秋田県)
3位 作 智/清水清三郎商店株式会社(三重県)

▷1位受賞コメント
「2012年、2013年に純米大吟醸部門で受賞することができ、それ以降は受賞できずに相当苦しみました。いただいた受賞トロフィーを自分の父に持って帰ることができ、いい親孝行ができたのかなと思います」
 
 

◆海外出品酒部門(出品数 28点)

海外にある醸造所で製造した米を原料とする醸造酒から選ばれます。今年は、アメリカ・カナダ・メキシコ・ブラジル・スペイン・ニュージーランドなど世界各地から出品されました。

1位 Coastal Ginjo/Sequoia Sake Company(アメリカ)
2位 Momokawa Diamond/SakeOne (アメリカ)
3位 Coastal Genshu/Sequoia Sake Company (アメリカ)

▷1位受賞コメント
「日本酒の通だけでなく、まだ日本酒に対して馴染みがないアメリカ人でも飲みやすい日本酒を目指して醸しています。実は2年前に一般の吟醸酒部門で出品し悔しい思いをしましたが、私たちなりに努力を続けたことで、今年このような賞を受賞出来て、本当に嬉しいです」

左から各部門で1位を受賞した「Sequoia Sake Company」「清水清三郎商店株式会社」「株式会社中勇酒造店」「高木酒造株式会社」「宝剣酒造株式会社」「合資会社廣木酒造本店」
 
 

◆特別賞:ダイナースクラブ若手奨励賞

次世代の造り手を応援する目的で2016年に創設。40歳以下で「純米酒」「純米吟醸」「純米大吟醸」「吟醸」の最上位受賞酒の醸造責任者に授与されます。
今回、純米大吟醸部門3位の「萩野酒造株式会社(宮城県)」が受賞しました。

▷受賞コメント
「今回受賞できたお酒は、真冬の一番寒い1 月に仕込みを始め、非常に手間のかかる作り方をこだわってやってきました。寒い中、頑張ってくれた蔵人のみんなや杜氏の弟の苦労があってここまでこれました。こうやって、評価されることは作り手たちにとって、励みになり非常に嬉しいです」
 
 

◆特別賞:JAL空飛ぶSAKE賞

日本酒の魅力を海外に発信するために創設。「純米酒」「純米吟醸」「純米大吟醸」の日本酒を対象に、出荷量に限りがあり国内でも希少なお酒を海外にぜひ知ってもらいたいという視点で選ばれます。
受賞したのは、純米吟醸部門7位の「御慶事 純米吟醸 雄町/青木酒造株式会社(茨城県)」
受賞酒は2020年6月9月の期間、日本航空国際線ビジネスクラスで提供されます。

▷受賞コメント
「純米吟醸部門で7位だけでなく、このような特別賞をいただき、びっくりしました。海外輸出をほとんどできていないので、このお酒を通じて日本酒を好きになってくれる人が増えてほしい。期待していただいたものを、来シーズンもお出しできるように頑張っていきます」
 
 

◆おつまみグランプリ

メディアロケットで注目していた部門が今回、初開催となった日本酒のプロフェッショナル達が選ぶ「おつまみグランプリ」。お酒から料理を選ぶ人、料理からお酒を選ぶ人もいるということで、ペアリングを重視した賞を設けたいという中田英寿さんの発案です。

缶詰やチーズ、乾物、菓子類などの多種多様なおつまみ84品が、全国各地から出品されました。審査は、日本酒のプロフェッショナルである日本酒の蔵元が、実食形式で実施し選ばれたのがこちら。

1位   九十九里浜 蛤酒蒸し/株式会社正上(千葉県)
2位タイ たまり漬けチーズ/株式会社山久チーズファクトリー(栃木県)
2位タイ 佐賀海苔 塩のり極/三福海苔株式会社(佐賀県)

▷1位受賞コメント
「第1回目のおつまみグランプリで受賞できて大変感激しています。お醬油をベースとした和食を作っていると自負している中で、和食の真髄を作っている日本酒の蔵元さんに選んでいただき、大変感慨深いです」
 
 
 
今回受賞された蔵元のみなさま、本当におめでとうございます。
対象になっているお酒は、2018年7月1日から2019年12月31日までに発売実績があるか、発売予定のある清酒とのことです。
これから入手が困難になりそうですが、ぜひ飲み比べてみたいですね。
 
次回のメディアロケットでは、今回、海外出品酒部門で1位となったサンフランシスコの酒蔵「Sequoia Sake Company」をご紹介します。
なんと、福島にもゆかりのある酒蔵なのです。お楽しみに!
 
 

■プレゼンター紹介

今年も豪華なゲストプレゼンターが登場し、各部門上位3位に選ばれた蔵元を表彰しました。

Mayuko Nitta

岐阜県出身で2015年から福島に移住。美しくて美味しいものがいっぱいの福島にすっかり魅了されています!

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