「天明」「一生青春」の曙酒造の蔵開きに行ってみた!

蔵で味わう今年の新酒と全国のおいしいフード

2019.11.15

日本酒

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そろそろ新酒の季節ですね

1月近くになると、会津地方の蔵元でも新酒の出荷が始まります。その中でもちょっと異色なのが「天明 零号」
「夢の香」や「五百万石」といったお米を使って仕込まれる日本酒が多い中、「天明 零号」に限っては「瑞穂黄金(みずほこがね)」という極早生米を使って仕込まれるんです。

11月になると、会津地方の蔵元でも新酒の出荷が始まります。その中でもちょっと異色なのが「天明 零号」
「夢の香」や「五百万石」といったお米を使って仕込まれる日本酒が多い中、「天明 零号」に限っては「瑞穂黄金(みずほこがね)」という極早生米を使って仕込まれるんです。

瑞穂黄金は、天明の蔵元・曙酒造がある会津坂下町で生まれた早生の食用米で、会津地方では唯一8月中に収穫できるお米です。
瑞穂黄金を使って酒造りをしている蔵は決して多くなく、その一つが曙酒造さんということになります。

そんな会津坂下の瑞穂黄金を使って造られた今シーズンの新酒が「天明 零号」。
毎年、零号が解禁になると「あぁ、今年もお酒のシーズンだなぁ」と感じます。

今回、そんな「天明 零号」が全国でどこよりも早く飲めるイベントが開催されるというので、出かけてきました。

曙酒造「一番しぼりを楽しむ会2019」に潜入!

イベントの受付は12:30~。しかし、12時過ぎに私が到着したころにはすでに長蛇の列ができていました。皆さんの期待の高さがうかがえます。

受付を終えて入場。そこには、たくさんの飲食用テーブルとおいしそうなフードのブースがありました!

フードを提供してくださるお店は、曙酒造代表の鈴木さんが実際に足を運ぶお気に入りのお店とのこと。北海道から首都圏までバラエティ豊かなラインナップです。


会津若松の人気居酒屋「酒家 盃爛処(はいらんしょ)」さんもブースを出していました。

さて、天明 零号の解禁は13:00。まだ時間があるので、フードをチェックしたいと思います。
今回いらしていたお店とラインナップは次の通り。

・おつまみセット(たこわさ・しらすの沖漬け・しいらの藁焼き) 友善@横浜
・九条ねぎモダン焼きセット むさし@駒込
・馬ハラミの串焼き&もろみとうふ 酒家 盃爛処@会津若松&天之美禄


・会津そば 蕎麦打ち名人小熊さん@会津坂下


・えびみそ&えびじる 淳吟@札幌
・福島牛ローストビーフ&大森海苔 こばやし@東京・大森


・瑞穂黄金のおにぎり 猪俣徳一商店@会津坂下
・瑞穂黄金リゾット&天明酒粕使用 伊達鶏の唐揚げ しのや@郡山

どれも曙酒造のお酒に合うメニューばかり!
ひとまず、乾杯後に伺うことにしましょう。

酒販店に先駆けて「天明 零号」解禁!

予定時刻の13時より少し遅くなりましたが、いよいよ「天明 零号」解禁です!
青空の下、天明オリジナルグラスを掲げてカンパーイ!

「天明 零号」のテーマは、『瑞穂黄金の旨味・甘み・酸味のバランス』とのこと。
ひと口含むと、フレッシュでジューシーな甘みが口いっぱいに広がります。
しかし、ただ甘いだけでなく、しっかりとした酸による引き締めも感じ、総じてとてもきれいな酒質です。
クリアでスムース、軽やかでいてジューシー……余韻もほどよく、いくらでも飲めてしまいそう……これはある意味危険ですね。
具沢山の芋煮や焼いたキノコなどと合わせてみると良いかもしれません。

各テーブルに配られたお酒の中には「一生青春 特別純米 新酒おりがらみ」も!
一生青春は、曙酒造の天明と対をなすブランド。いろいろな思いが込められたお酒です。
こちらのお酒は福島県の酒米「夢の香」を使っています。
「天明 零号」にくらべると幾分華やかな香りが感じられ、よく冷やしてワイングラスで楽しみたいタイプのお酒。
酸味はそれほど強くなく、「夢の香」ならではのフルーティーな甘みがしっかり舌先に感じられるタイプです。

天明と一生青春、どちらもおいしいお酒です。
さっぱりした味がお好みの方は天明を、フルーティーな香りのお酒がお好みの方は一生青春を味わってみてくださいね。

唎酒コーナーでは曙酒造のベーシック銘柄が勢ぞろい!

1年に1回の蔵開きイベントということで、会場には曙酒造のベーシックな銘柄が勢ぞろいする「唎酒コーナー」もありました!
私が行ったときにはすでに飲みつくされてしまっていたものもありましたが、これだけの銘柄を一度に味見できるのはイベントだからこそ。

この中で気に入ったものもいくつかご紹介しましょう。

・天明山廃「焔」HOMURA

ワインボトルと箔押しラベルというモダンな見た目ながら、作りは昔ながらの山廃というギャップにやられる「焔」は、骨太の日本酒好きにおすすめしたい銘柄。
乳酸菌を添加せず、蔵つきの乳酸菌を使ってじっくり仕込んだ1本です。
軸はしっかりしているけれど重すぎず、のど越しもスムーズ。常温で、冷やして、燗をして……さまざまな温度で楽しめそうなポテンシャルの高さに脱帽です。

・天明純米吟醸黒ラベル山田錦50

贅沢な気分に浸らせてくれるフルーティー&ラグジュアリーな味わいの通称「黒ラベル」
透明感がありフルーティーな味わいなので、ぜひフレンチやイタリアンなどと合わせて楽しみたい1本。
ジューシーな酸味のアクセントが心地よいです。

・曙色梅酒 ホワイトラベル

曙酒造は、日本酒はもちろん日本酒ベースのリキュールもおいしい。ヨーグルトリキュール「スノードロップ」は女性を中心に大人気です。
そんな曙酒造のリキュールの中でもイチオシが、こちらの「曙色梅酒 ホワイトラベル」です。
豊後梅を使った「ブラウンラベル」と、高田梅・豊後梅を使った「ホワイトラベル」の2種類が市販されているのですが、私は断然ホワイトラベル派。
高田梅の酸っぱさとほのかな苦みが感じられる酸味が強めの梅酒です。

新酒を自分でブレンドしてみよう

今回、受け付けで渡された「お土産セット」の中に「ブレンド用ボトル」なるものが入っていました。
何やら、話を聞くに自分で好みのお酒がブレンドできるとのこと。
ほろ酔い状態で上手にブレンドできるか不安ですが、ちょっとチャレンジしてみましょう。

ブレンドコーナーには、9~14まで番号が振られた一升瓶が置かれていました。
これを好みの比率でブレンドして、オリジナルの天明零号を作ります。

蔵人さんにそれぞれのボトルの違いを聞いたところ
・仕込む量
・酵母
などで少しずつ味に違いが出るとのこと。

酸度が高いもの、日本酒度が低いものなどいろいろなタイプがあるので、これを好みの比率でブレンドしていきます。

私は、酸味が強いお酒にしたかったので、5本のなかでも酸度が高いもの2種類をベースにしました。そこに12番と10番を少しずつ。
漏斗を使ってボトルに詰めれば完成です。
さすがにこの日は日本酒を飲み過ぎたので飲めませんでしたが、後日飲んだところ自分が思ったような味ではなく、蔵人さんの技術のすごさを感じました。

蔵の中に潜入!

蔵開きイベントでは、仕込み時期の蔵の中も見せていただけます。
ひんやりとした蔵の中は、見たことのない機械がいっぱい!
ここで曙酒造のおいしいお酒が造られているんだと思うと、なんだか胸アツでしたね。

酒蔵のイベントで、もっと日本酒の魅力に触れてみよう!

「この日本酒って、どんなところで作られているんだろう?」
「どんな人が作っているんだろう?」
日本酒の魅力にハマるうち、そんなことを感じる人は少なくないと思います。そんな時は、ぜひ蔵元さんが主催する蔵開きイベントに足を運んでみてください。
そのお酒が造られている場所に足を運ぶことで、もっと日本酒が楽しくなると思います。
曙さんの蔵開きイベントは、「天明」「一生青春」を造る皆さんのあったかい気持ちが感じられる素敵なイベントでした。
機会があれば、ぜひまた来年も伺いたいです。

結城(ゆうき)

会津若松市出身・在住のアラサーWebライター。 美味しいものと日本酒が大好きな生粋の食いしん坊。 近隣の日本酒イベントには積極的に参加しています。

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