こだわりのイタリアワインと簡単料理で至福の家飲み時間〜「月刊DOCG」レビューVol.17

こうすれば家飲みはもっと楽しい。

2020.05.05

月刊DOCG 海外の食文化 ワイン

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■家飲みをいかに充実させるか

「家にいながらワインでイタリア旅行気分を味わおう」

それがこの「月刊DOCG」レビュー記事の裏コンセプト。

でも、新型コロナのせいでイタリアどころかどこにも行けなくなってしまいました。

大好きなイタリアの惨状には心が痛みます。

ピエモンテ、ヴェローナ、トスカーナ。ワイン銘醸地で行きたいところがまだまだたくさんあります。一日も早く日常生活が戻り、アグリツーリズモなんかもしてみたい。

私たちの飲食スタイルもコロナですっかり変わりました。

飲食店は自粛で休業、営業していてもテイクアウトが中心。「三密」避けてパーティ厳禁、ステイホームで家飲みへ。さらには新しい潮流「オンライン飲み」へ。

外出できないコロナ下の生活を楽しむには「家飲みをいかに充実させるか」の知恵がますます求められるでしょう。

たとえば。

お酒のグレードを上げる。銘柄にこだわる、テロワールを学ぶ。カクテルを作ってみる。料理もペアリングを意識する。グラス、器、雰囲気づくりに投資する、などなど。

そういう意味で「月刊DOCG」は、ワインを学びながらこだわりのワインを楽しめる、アフターコロナにまさにぴったりの教材だなあ・・・なんてことを、「モッレリーノ・ディ・スカンサーノ」を飲みながら考えてました。

■キラ星揃いトスカーナの穴場的産地

「月刊DOCG」今回の特集は「海と太陽と野生の自然が育むサンジョベーゼ」。あの「スーパータスカン」ボルゲリもある南トスカーナ、サンジョベーゼのDOCG2種「モンテクッコ・サンジョベーゼDOCG」と「モッレリーノ・ディ・スカンサーノDOCG」の二本が届きました。

トスカーナと言えば、キャンティクラシコ、ボルゲリ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどキラ星のごとくの銘醸地がたくさんありますが、今回のワインの生産地はそれらの近くにあり、似た気候とテロワールを持った「穴場的」産地らしい。

上の地図の黄色が1本目の「モンテクッコ・サンジョベーゼ」。高級ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」エリアのすぐ南が生産地。このロケーションだけで期待が持てます。長熟タイプとのことでしばらく寝かせておこうと思います。

ということで今回飲んだのは2本目、ピンクのエリア「モッレリーノ・ディ・スカンサーノ」のほう。

「モッレリーノ」とはサンジョベーゼの別名。サンジョベーゼって場所によっていろんな呼び方がある紛らわしい奴なんです。「ブルネッロ」もそう。同じブドウで呼び名が3つもあるって、誰かもの申す人はいなかったのでしょうか。

地図のピンクのエリア・スカンサーノは地中海(ティレニア海)からの海風が吹き込み海の影響を受けたワイン。生産者「スベルリ」は、海岸からわずか2キロというからほぼ海辺と言っていいでしょう。同じサンジョベーゼでもガチ内陸のキャンティクラシコとは全く違うテロワール、だから味も違うはず。サンジョベーゼ100%ではなくブレンドをしていて、サンジョベーゼは85%、マルヴァジアが10%、アリカンテ(グルナッシュ)が5%入っています。さてさてどんなお味か。

外観は美しいルビー。抜栓して鼻を近づけるだけで香りがふわっと来る。香る香る。最初は普通のグラスに入れていましたがど、もっと空気に触れさせて開かせてみたくてバルーン型のグラスに入れ替えてみました。

アロマは、まずは花。スミレかバラか。フルーツはレッドチェリー、ラズベリー。第二アロマも強し。バニラやクリームの甘い香りがふわりと、置いたらコーヒーも。皮のニュアンスが少しだけ。

味わいは、酸が丸さを感じます。サンジョベーゼの強い酸味が丸くなっている感じ。海辺らしいミネラリティ、タンニンはしっかり、余韻は長め。最後わずかに心地よい苦み。複雑性があって、でもカジュアル。

さて、これをどんな料理と合わせようか。これを考えるのが家飲みの醍醐味。

■「プロっぽいけど簡単にできる料理」二品

家にいながら外食気分を味わいたい。だけど手間はかけたくない。だからペアリングも張り切りすぎず、いい意味で「テキトーに」楽しみたいというのが私のモットー。

幸い最近は缶詰やレトルト、コンビニ食材も本格的なものがたくさんあるので、フル活用したい。

今回作ったのは「ジャーマンポテトの山菜散らし 」と「濃厚デミグラボロネーゼ」の2品。

どうにでも化けてくれるジャガイモは、赤でも白でもワインに合う食材。ただし茹でるのに時間がかかる。だから多めに茹でて冷蔵庫にストックしてます。いつでも使えて便利です。

よく作るのはベーコンと玉葱入りジャーマンポテトですが、今回はシンプルにジャガイモだけにしてみました。そのかわりパセリの代わりに「こごみ(山菜)」を散らして。ワインの苦みと合わせたつもりで。

うーん、うまい。カリッと焼いたジャガイモ最強説。ただしバターが強すぎて、こごみの苦みが飛んじゃってました。

もう一品は「濃厚デミグラボロネーゼ」、これは究極の手抜き料理。

だって使うのこれだから。

そう、「金の直火焼きハンバーグ」397円。コンビニフードと侮るなかれ。こちらは牛肉100%、鶏と豚の合い挽きとかではない。しかもたっぷり200g、三段仕込みのフォンドボーを使ったデミグラソース。なんだかよくわからないけどセブンさんがたっぷり手間をかけてくれた逸品。

これをレンチンするとこうなります。

これだけで食べたいところだけど、フォークでぐしゃぐしゃに崩すと濃厚なミートソースになるという裏技。(これはスーパーの売り場に貼ってあったセブンさんオススメのアレンジ)

ちょっとトマト味を足したたくて、プチトマトを4〜5個ほど半分に切ってフライパン上で軽く混ぜ混ぜ。

できあがり〜♪

どこからどう見てもミートソースになりました。おまけに美味しい♪

樽のきいたサンジョベーゼとデミグラの甘みがバッチリ合いました。

ペアリング作戦大成功。しかも調理時間は2品で30分かからず。

美味しいワインと、それに合う簡単料理。

この二つがあれば、外出制限もどこ吹く風、家飲みの至福の時を過ごせます。

ワイン選びは大変だけど、月刊DOCGであれば、セレクトされたレアなワインが毎月届きます。

来月は南イタリアの白ワインらしい。こちらも楽しみ♪

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Hitomi Kumasaka (熊坂 仁美)

ワインと日本酒が大好き。WSET Level3 in Wine, Level3 in Sake(英語)JSAワインエキスパート. SAKE DIPLOMA。 https://kumasakahitomi.com/

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